日本口腔インプラント学会認定講習会
こんにちは。院長の金です。すっかり寒くなってきましたが、皆様体調を崩したりされていませんか?
さて、今年の4月から11月までの8ヶ月間行われてきた、日本口腔インプラント学会認定講習会が先日無事に修了しました。皆様には土曜の予約が取りにくくなり、大変ご迷惑をおかけしたと思います。
日本口腔インプラント学会の専門医を目指す為の第一歩としてこの講習会の受講を決意しましたが、基礎から最先端までのインプラント治療について学ぶことができ、大変有意義な講習会でした。また、9月には、岡山で行われた日本口腔インプラント学会学術大会に参加するなど、インプラント漬けの一年でした。
私は大学卒業以来、歯周病を専門としてきました。歯周病治療とインプラント治療はあまり関係がないように思われますが、学問的には非常に共通する部分がたくさんあります。実際、アメリカでは歯周病専門医がインプラント治療を担当することが一般的と言われています。翻って日本では、歯周病とインプラントの両方に精通している歯科医師はまだまだ不足しているのが現状です。
色々とネガティブな情報が世間を賑わすこともあるインプラント治療ですが、歯を失ったときの治療法として最も優れているのは間違いないでしょう。しかし、歯を失う原因は歯周病が最も多いのにも関わらず、歯周病治療をきちんとしないままインプラント治療が先行してしまっているケースが多々見受けられます。その結果、インプラントの歯周病(インプラント周囲炎)という新しい疾患が作られてしまったのです。
この講習会で学んだことを患者様に還元できるよう、歯周病治療とインプラント治療のスペシャリスト目指して日々精進していきたいと思います。
写真は、修了式が行われたキャピトルホテル東急(旧東京ヒルトンホテル)での一枚。この壁をバックに集合写真を撮影しました。この写真でピンと来た方はかなりのビートルズ通でしょう。ビートルズ大好きな私としてはかなりテンションがあがりましたが、残念ながら復元したもののようです。