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小児歯科

お子様の悩みいろいろ

乳歯と永久歯の生え変わりはいつ?

乳歯と永久歯の生え変わりは、6歳ごろから始まります。そして、12~13歳ごろに28本全部が生え揃います。個人差がありますので、必ずしもこの年齢ということではありませんが、目安にしてください。また、生えたての歯は、大変虫歯になりやすいです。歯が生えて3年間ぐらいは、エナメル質も柔らかいので、できることなら、小学校高学年まで、お母さんが仕上げ磨きをするようにしてあげてください。

7歳になったら一度パノラマレントゲンを撮りましょう

7歳ぐらいは、乳歯から永久歯に生え変わる時期です。この時期にパノラマレントゲンを撮ると、過剰歯や欠如歯の発見や、歯並びや噛み合わせのチェックに最適です。早期発見で、問題点の対策を取りましょう。過剰歯は30人に一人の割合で出てきます。いわゆる余分な歯です。欠如歯は10人に1人の割合で発見されます。珍しくないケースですので、まずは、一度パノラマレントゲンの撮影をお勧めします。

6歳臼歯を守ろう

最初に生えてくる永久歯は、6歳臼歯と呼ばれる、一番奥に生えてくる奥歯です。見えにくいので、見逃しやすい歯ですが、歯みがきを怠らず、シーラントなどを利用するのも虫歯から守る方法です。

食事を気を付けよう

乳児期から思春期にかけては、柔らかい食べ物よりも、噛み応えのある食べ物を、なるべく食べるようにしましょう。そして、あごの骨を丈夫にするよう、タンパク質やビタミン、カルシウムなどが豊富に含む食材を多く摂取するようにして下さい。

おやつはだめなの?

ずっと何かを食べているダラダラ食べはよくありません。お口の中が食べることで、虫歯になりやすい酸性に傾きます。この酸性の時間をできる限り少なくしてあげることが大事です。時間を決めてその時間内に食べるようにしましょう。できることなら、食べたら歯を磨く習慣をつけるとよいと思います。

子供が転んで歯をぶつけて帰ってきました

見た目は特に血も出ておらず、痛くないといいます。外傷がなくても一度ご来院ください。歯の根っこや歯周組織、あごの骨、永久歯などに影響が出ている場合があります。このため、最初は痛みがなくても、後々痛みがでることも。まずは、受診してレントゲンを撮りましょう。転んで、乳歯が欠けてしまったり、折れてしまう、抜けてしまった時も同様です。永久歯に影響が出る場合があります。ぶつけた衝撃で後々歯の根っこが割れてしまったり、根っこがなくなってしまったり、歯が変色する可能性もあります。経過観察が重要になります。万が一、永久歯が抜けてしまったときには、ラップなどに包み、乾燥を防いですぐに病院にいらしてください。すぐにお越しになれないときは、牛乳につけて持ってきてください。

フッ素塗布

フッ素って?

フッ素は、土の中、海水、食べ物、お茶、私達の体の中にもある天然ミネラル成分です。

フッ素の効果は?

歯は、カルシウムイオンと、水酸化物イオン、リン酸イオンという3つのイオンが結合してできています。食事をすると虫歯菌が活性化し、出す酸により歯から溶け出します(脱灰)。ですが、唾液に溶け出したイオンは、また結合して結晶になり、歯の中に戻ろうとします(再石灰化)。フッ素は、この再石灰化を促進し、スピードを上げてくれます。現在は、どのような歯みがき剤にもフッ素が含まれています。唾液の中に低濃度のフッ素が残っていることで、この再石灰化を積極的に推し進めてくれます。

フッ素をどう使えばいい?

普段の歯みがきでは、フッ素配合の歯みがき剤をたっぷり使い、うがいを少なくしてください。1日3回、1回に3分以上歯を磨くようにし、特に寝る前は丁寧に磨いてください。また、定期的に歯科医院で、フッ素を塗布すると、高濃度のフッ素がカルシウムと結合して、歯の表面をコーティングしてくれます。お子様の歯を守るためにも、定期的に歯科医院での塗布をおすすめします。

シーラント

シーラント

6歳臼歯や奥歯は生えたての頃は、エナメル質が柔らかく大変虫歯になりやすい歯です。奥歯のため、歯みがきしにくいこともあり、歯の形状上、虫歯ができやすい場所でもあります。あらかじめ、歯の凸凹を歯科用レジン(プラスチック)でふさぐことにより、歯の表面が滑らかになり、虫歯予防につながります。永久的な接着ではないので、定期的に検診して、外れてないか確認する必要があります。

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